日本最北端わっかない平和マラソン2024
2024年9月8日(日)、日本最北端わっかない平和マラソンへ参加してきた。
[結果]
グロスタイム: 3:19:23
ネットタイム: 3:19:12
[公式スプリット/ラップ]
計測地 | スプリット | ラップ |
---|---|---|
10km | 0:47:17 | 47:06 |
20km | 1:33:34 | 46:17 |
中間 | 1:38:41 | - |
30km | 2:24:10 | 50:36 |
40km | 3:09:53 | 45:43 |
Finish | 3:19:23 | 09:30 |
[キロラップ]
1km: 5:08
2km: 4:38
3km: 4:42
4km: 4:46
5km: 4:39
6km: 4:45
7km: 4:38
8km: 4:35
9km: 4:40
10km: 4:34
11km: 4:39
12km: 4:43
13km: 4:42
14km: 4:44
15km: 4:41
16km: 4:33
17km: 4:34
18km: 4:29
19km: 4:34
20km: 4:34
21km: 4:38
22km: 4:42
23km: 4:42
24km: 7:42
25km: 4:33
26km: 4:41
27km: 4:49
28km: 4:53
29km: 4:52
30km: 4:50
31km: 4:47
32km: 4:45
33km: 4:33
34km: 4:42
35km: 4:35
36km: 4:29
37km: 4:29
38km: 4:27
39km: 4:23
40km: 4:24
41km: 4:20
42km: 4:21
[コース]
日本最北端宗谷岬スタート。
西・稚内市市街地方面へ向かって海沿いを15km走行。
左へほぼ90度曲がり、南北に流れる道路を片道2.5km、往復2.5km走る。
約20km地点で15km地点と同じ場所に戻り、左へまた90度曲がる。再び西・稚内市市街地方面へ向かい海沿いを走る。
32km地点までは一本道。そこから2~3km市街地海付近の道をジグザグに縫いながら走る。35km地点からは北上を開始。37kmあたりでゴール地点の防波堤ドームを通り過ぎ、さらに2.5km北上。
折り返して2.5km南下してゴール。
[レースプラン]
前半は4分40秒+/km、後半は4分40秒-/km、平均で4分40秒前後で走り、3時間20分切りが目標。
あくまでタイムを狙うレースではなく、練習の一貫として走る。
[振り返り]
「あぁー、2週間後にまた42キロ走るのか。しんど。」
北海道マラソンゴール時に最初に頭によぎった思考。いくら全力でレースに参加しないとはいえ、2週間おきのフルマラソンはハード過ぎた。フィジカルよりもまずメンタルがやられる。そしてメンタルがやられる結果、フィジカルも重く感じる。北海道マラソン後1週間はまとな練習ができなかった。
正直、北海道マラソンは昨年すでに走ったので、今年の夏はわっかない平和マラソン1本に絞って練習をした方が総合評価としては良い練習が詰めただろう。
2つのマラソンを申し込んだ時は、サブスリーを達成し浮かれていたというのと、自分の実力を課題評価していた。これも一つの経験と捉え、これからのランニング人生に活かして行こう。
わっかない平和マラソン自体はどうだったか。
レース2日前の練習時に感じたコンディションとしてはそれほどよくはなかった。しかし、練習が終わったタイミングから意識が「フルマラソン」モードに切り替わる。レース当日スタート前の体の感覚としてはそれほど悪くはなく、程よい練習疲れと問題なく42キロを走り切れるぐらいの体調にはなっていたかと思う。
問題は1つ。向かい風。最大風速11m/sの向かい風がどう走りに影響を与えるかは予測不能だった。気温はたしか22℃前後。
最初は落ち着いてはゆっくりなペースから入る。それから予定通り4分40秒+/kmまでペースを上げ、レースを進めていく。向かい風も一定の強さで吹きはしないため、一定ペースを保つのが難しい。それでも、リズムを大切に足を運んでいく。向かい風は厄介だが、今回の目標タイム・目標ペースからすると対処できないほどではなかった。
南北コースに差し掛かったところで、案の定ペースが上がる。同じ出力で走っているつもりでも向かい風を受けていた時と比較すると10秒/kmくらい速いペースにはなっていた。気持ちペースを緩め、南北コースは対処する。
中間地点を過ぎ、タイムを確認する。約1時間38分30秒。予定通り。このままいけば目標の3時間20分マイナス3分でゴールできる。
最終目標の3時間20分には少し余裕ができたので、無理せず23キロ地点付近の給水所でトイレ休憩。
25~30キロは一番しんどかった。後半の疲れを感じ始めたのと、先ほど以上の向かい風が行手を阻む。
「ヤバい、3時間20分ギリ無理かも。」
周りに同じぐらいのペースで走るランナーはいない。ポツポツ前を走るランナーを一人一人拾いながら孤軍奮闘。
市街地付近に帰ってきて、少し安堵する。風がない。西に向かう道路では向かい風を受けるが、北へ向かう時は風を感じない。時計の平均ペースに目を配りながら徐々にペースを上げていく。というよりは3時間20分ギリを達成するため急ぎ始める。
「ここから平均4分30秒/kmで行けば、22分30秒プラス200mでちょうど3時間20分ギリだ。」残り5キロ地点あたりでタイムを確認。
そこからは残りのエネルギーを出し切りつつ、けど絶対に燃料切れにはならないペースを続ける。
トイレ休憩と想像以上の向かい風という計算外もあったが、目標通りサブ3時間20分でゴール。
[大会について]
シティマラソンのような華やかさはないが、沿道に住む住民も家から出てきて応援してくれるなど、アットホームで温かい大会。
何より日本最北端というわかりやすい魅力・キャッチフレーズがあるので、参加者は自然と高揚する。宗谷岬スタート、ワンウェイというのもこの大会の大きな魅力だ。
向かい風が吹く件に関しては、今年だけというわけではなく、毎年そうらしい。それでも今年は例年よりは強め目の風速だったようだ。
少し気になったのは給水の紙コップが大きかったこと。一般的なフルマラソンの給水で使われる紙コップよりも一回り大きいBBQなどで使いそうな大きさ。最北とはいえ、9月上旬でランニングをすれば汗はかく。初めてマラソンを走るひとはこのぐらいの大きさの紙コップでガッツリ給水したいだろう。ただ、ある程度マラソンに慣れていて、走りながら給水したい人には少し飲みづらい。加えて飲み干せない。マラソン大会における紙コップゴミ問題もあるので、紙コップは普通サイズ、一般的なフルマラソン給水で使われる紙コップを使用した方が良いのではと思った。
レース参加者には港のゆ温泉施設の無料券が配られるので、42km走った後はさっぱり汗を洗い流し、ゆっくり体を癒せる。