Zac Fukuda

スーパーリロード

一般的に、ブラウザは「更新」を実行しても、該当URLのHTMLのみを再取得するだけで、画像、CSSファイル、JavaScriptファイルなどは、再取得しない。これらのファイルはキャッシュされているからである。

(ブラウザ)キャッシュとは、一度インターネットから取得したファイルを、ローカルコンピューター上(パソコン、スマートフォン)に一時保存する機能。キャッシュされたファイルがある場合、インターネットから対象ファイルを取得するのではなく、ローカルコンピューター上のファイルを利用・表示する。この仕組みにより、インターネットからダウンロードするパケットを減らすことができ、結果、ウェブページ表示速度が大幅に向上する。

このキャッシュ機能を無視し、いちWebページ上で読み込まれるべき全てのファイルを、インターネットから再取得する更新をスーパーリロードという。

キャッシュが有効な場合、ウェブページの表示速度は上がる一方、キャッシュ元ファイルがサイト運営者によって差し替えれていた場合、最新ファイルが読み込まれない、表示されない欠点がある。

特に、新規ウェブサイト・ウェブページ作成中は、頻繁にファイルが更新されるため、スーパーリロードを行い、キャッシュを無視して、最新版ファイルを読み込み、確認する必要がある。

各ブラウザ、各OSにおけるスーパーリロードの実行方法・ショートカットキーは以下の通り:

Google Chrome

Windows

Shift + 更新ボタン
Ctrl + 更新ボタン
Ctrl + Shift + R

macOS

Shift + 更新ボタン
Cmd + Shift + R

MicroSoft Edge

Windows

Shift + 更新ボタン
Ctrl + 更新ボタン
Ctrl + Shift + R

Safari

macOS

Shift + 更新ボタン

iOS

設定 > Safari > 履歴とWebサイトデータを消去

Firefox

Windows

Shift + 更新ボタン
Ctrl + Shift + R

macOS

Shift + 更新ボタン
Cmd + Shift + R

キャッシュバスティング

なお、ウェブページ閲覧者がスーパーリロードを実行しなくても、必ず最新のファイルが読み込まれる方法として、キャッシュバスティングがある。