Zac Fukuda

21キロ走(2024年1月28日)

目が覚める。スマートフォンの画面を見ると夜中の3時だった。再び目を閉じ、眠りに着く。

次に目が覚めたときには朝7時を過ぎていた。6時に起きて、週末の日課であるロングラン、といっても21キロ、をするつもりだったのだが。9時からは地域の草刈りに行く予定がある。9時前にロングランを済ませ、開始時刻から草刈りに参加するのは無理だ。朝ランを諦め、朝食を食べ、少しネットブラウザをした後、草刈りに行く。

参加者も多く、草刈りは1時間半ほどで終了した。今日、ロングランをするかサボるか考える。12時15分からは大阪国際女子マラソンだ。長く見積もっても、マラソンは、レース直後のインタビューなども含め、15時ぐらいには終了するだろう。

15時30からウォーミングアップを始め、16時から2時間弱ぐらいをかけてロングランに行けば良いかと、計画を立て直す。

11時台に昼食を食べ、スタートに備える。もちろん、視聴者として。

レーススタート。中間地点付近でレースが動く。てんまや所属、前田穂南選手が、ペーサー、先頭集団を置き去り、トップを走る。30キロを経過したあたりから、みんな期待を始める。日本記録出るんじゃないか。

残り10キロを切る頃、すでに前田選手の息遣いは荒い。ハァッ、ハァッ、ハァッ。あと10キロ、このペースが持つか。前田選手の苦しさと比例して、周囲の応援と期待も増す。頑張れ。

雨も降り始める。向かい風が吹き始める。しかし、前田選手はそんなもの、もろともしない。大胆かつ勢いある走りを続ける。

前田選手がヤンマースタジアムへ帰ってきた。これはもう、日本記録は間違いない。あとは2時間18分台か19台か。18分台、出ろ!ホームストレート、渾身のラストスパート。

2時間18分59秒。

スポーツ選手に、頑張って欲しいと思えたのは、生まれて初めてだ。あくまで画面越しに、心の中でだけど。よし、オレも頑張ろう。

増田明美さん、森脇健児さんの裏実況動画を見ながら、ロングランのウォーミングアップを始める。パソコンを閉じ、靴下、靴を履く。紐を結ぶ。もう一度、軽く体全体をほぐす動きをする。

21キロ走スタート。

沖縄(2週間前から沖縄にいる)の海岸は風が強い。加えてアップダウンも多いコース。奈良マラソン後の練習復帰から約1ヶ月。頑張るのも大事だけれども、頑張り過ぎると怪我をしてしまう。逆効果だ。直近マラソン2回から得た反省。リカバリーを今回1番のゴールとして、とにかく力身なく走ることを心がける。

フラット部分では4分30~40秒/キロ、アップダウン部分では4分40~50秒/キロで走る。ラスト2キロは刺激入れ。

19~20キロ: 3分43秒03
20~21キロ: 3分43秒05

21キロ平均ペース: 4分34秒

リカバリーにしては、(前田選手のせいで、)少し早いペースになってしまった。でも、たいした疲労感はない。明日は休足日。朝、軽くウォーミングして、火曜日からの練習に備える。